高級材料「びんながまぐろ」

「びんながまぐろ」は、マグロの中では小さく、成魚でも130cm、体重40kg程度までしか成長しません。
漁獲される多くは50-100cmほどで、カツオと同じくらいの大きさです。

胸鰭(むなびれ)が第二背鰭(せびれ)を超えるほど長い点ことが特徴で、名前の由来は正面から見た際に目立つ長い胸鰭を「鬢(びん:もみあげ)」に見立てているそうです。「鬢の長いまぐろ」から「びんながまぐろ」と呼ばれています。
静岡では「トンボまぐろ」と呼びますが、同様に胸鰭をトンボの羽に見立てています。


肉が柔らかく、味も淡白で、ツナ缶の原料では最高級とされています。
最近、回転寿司店で目にする「びんとろ」も「びんながまぐろ」の脂ののった腹身です。

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